2014年11月15日(土)、第16回時代まつりが佐倉市で行われ、仲間の大道芸人たちも多数出演しているのでその応援とバイオリン演歌・書生節の練習を兼ねて見に行った。
「江戸風情と賑わいの一日」ということで着物を着たボランティアの方々が通りを歩いておりなかなか風情がある。町人、町娘、お姫様、武士、天秤棒を担いだ商人(振り売り、ぼてふり)、町医者、三味線を持った鳥追い(女芸人)、虚無僧など。昼なのでさすがに夜鷹(よたか)はいなかった。
佐倉は江戸時代末期に蘭学、蘭医学が盛んであり医学塾兼診療所として創設した佐倉順天堂(順天堂大学医学部の前身)がある。仮装には当時の順天堂の医学生たちもいた。
江戸ではゆで卵売りをどういうのか知らないがかごに入れた「にぬき(卵)」(煮抜き)を売る女性までいた。
また、子供たちには忍者姿への変身に人気があったが1時間1000円であったので親にとっては安くはない。
江戸時代なので大道芸はすべてなつかしい日本の大道芸である。西洋のジャグリングはいない。一番の人気はやはり人間ではなく猿回しであった。佐倉で初めてサルが片手で倒立する芸を見た。すばらしい。
大道芸演目は江戸曲独楽、ガマの油売り、不動金縛りの術、大道易学六魔、南京玉すだれ、針金細工などであった。
江戸曲独楽 風車
不動金縛りの術(石立て)不動明王が鬼や悪人どもを鎖で縛ったように動けなくする大変危険な術!
この石をくくりつけた竹の棒に術をかけるとどうなるか。エイ!どうだこのとおり
針金細工は輪ゴムを飛ばす針金で作った鉄砲が子供たちに大人気で直ぐ売切れてしまったようであった。
われわれもお祭りのときに買ってよく遊んだものである。
昭和ロマンを楽しむ会のバイオリン演歌・書生節は明治後期・大正以降であるのでこの江戸の時代まつりには参加資格がなかった。
それなら勝手に公園などで公開練習をしようということになり、佐倉市立美術館南側の庭やそのあたりで昭和歌謡を演奏した。
年配の通行人も旅の夜風や港町十三番地などを一緒に歌ってくれた。道路の向こうの民家のおばあさんがわれわれの演奏を聴いていたのかわざわざ出てきて「懐かしい歌だね。もうなかなか聴く機会がなくなった」と言ってバナナやお菓子をたくさん差し入れてくれた。大正末期の生まれと言っていたのでもう90歳近いはずだがお元気そうであった。
2014年11月15日(土)11:00~15:00
場所:佐倉市新町通り
アクセス:京成佐倉駅南口下車徒歩10分
問い合わせ先:佐倉市観光協会 043-486-6000
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