デイサービス施設で「不動金縛りの術」
バイオリン演歌・書生節の演奏の間に昭和の芸を紹介している。今まではのぞきからくり節やバナナのたたき売りの「バナちゃん節」、ウクレレ漫談「ああいやんなっちゃった節」などをやったが今回は「不動金縛りの術」をやった。
子供の頃、八幡様のお祭りでよく見かけた人集めの術である。
20名程度の利用者であったが幸いなことにいままでに「不動金縛りの術」を見た方はいらっしゃらなかった。
寝ている時、意識がはっきりしているのに体が動かせない状態がたまに見られるがこれが「金縛り」である。不動金縛りの術とは、不動明王の威力により、鎖で縛ったように人をまったく身動きできないようにする術である。悪い鬼や悪人どもを瞬間的にコチコチに固めてしまう術である。
今日はこの術を皆様に特別にお見せしよう。ただし、大変危険な術であるため人にはかける訳には行かない。ではどうするか、この棒に術をかける。ここにくる途中に石ころが道に落ちていないか探してきたが舗装しているのでなかった。そこで庭にレンガがあったのでお借りしてきてそのレンガを棒にくくりつけたのがこれである。
この棒に「不動金縛りの術」をかけて動けなくして見せよう!「こんな棒に術がかかるか」とお疑いの方はもっと前に出てきてよく見なさい。
「臨・兵・闘・者・皆・陳・烈・在・前」 エイ!
さあ、どうじゃ!
不動金縛りの術(石立ての術):
昭和の縁日でよくみかけた大道芸。昔はお祭りで香具師たちがよくやっていた。棒にそこらへんから拾ってきた大きな石をくくり付けて九字を切る、あるいは気合を入れるとなぜか棒が地面に立ってしまう。 観客らが立てようとしても立たない。客寄せの手段。
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