毎週金曜日の夕方に開催されている船橋市公認ライブ「まちかど音楽ステージ」に参加して懐かしい昭和歌謡を演奏した。これで第6回目の参加である。
今回、8月15日のまちかど音楽ステージは終戦記念日でもあるので戦時中の戦時歌謡から連合軍占領下の日本で流行した昭和歌謡を書生ではなく終戦直後の服装で歌った。
学帽の代わりに略帽(戦闘帽)をかぶった学生のつもりである。
昭和15年は「紀元二千六百年」で各地でお祭りや博覧会が開催されて旅行したりして個人消費が伸び、まだ活気があった。そのとき流行した歌が「紀元二千六百年」であり、この歌は戦後になっても小学校の女子の「ゴムとび」のときの歌「きんし輝く日本の」として残っていた。
昭和16年になると大学・専門学校などで3ヶ月の繰上げ卒業が始まり12月に卒業式が行われ、徴兵されていった。その後、6ヶ月の繰上げ卒業になり、とうとう卒業することなく20歳以上は学徒出陣となった。
戦時歌謡はああ紅の血は燃ゆるとラバウル小唄を歌い、その後は戦後の歌を歌って最後は隣組を歌って終わった。
私の元ボランティア仲間のマジシャンも16年に3ヶ月繰り上げで大学を卒業して徴兵された。シンガポールで捕虜になり収容所で過ごした経験を語ってくれた。兵站(へいたん)(ロジスティクス)担当で物資の購入や配給が任務であったが戦争末期には補給するような仕事もなくなってしまったとか。武器は持たずにソロバンと現地語を使った調達の交渉が仕事だったそうだ。
徴兵されて戦争に行った男はもう90歳以上、女学生として学徒動員で工場で働いた女性も85歳以上になりそんなボランティア仲間ともう会う機会もなくなってしまったのが残念である。
「略帽」といっても若い方には何のことか分からないであろう。「略式制帽」の略で正式な制帽の一種である。鉄ヘルメットの下にかぶるようにつばが小さい帽子で、作業するときも着用する。
いまも消防団などがよくかぶっているが野球帽ではない。軍隊では正式な制帽の一種のため略帽は単なる作業帽ではないので接客時や外出時にかぶっていた。
子供の頃はまだ定年退職した方や老人が略帽をかぶって散歩したりしていた。近所の退役軍人が軍服に略帽で皮のブーツをはいてシェパードの訓練を空き地でやっていたのをわれわれ子供たちがよく見ていた。
歌った歌:
東京ラプソディ、紀元二千六百年、誰か故郷を想わざる、ああ紅の血は燃ゆる、ラバウル小唄
リンゴの唄、東京の花売り娘、とんがり帽子(鐘の鳴る丘主題歌)、異国の丘、憧れのハワイ航路、
隣組
2014年8月15日(金)出演者
17:00 Permil
17:30 昭和ロマンを楽しむ会
18:00 GO NAKAGAWA
18:30 日向さおり
19:00 ポンチョマン
19:30 Sing-る
場所:京成船橋駅-船橋フェイスビル連絡デッキ
開催日:毎週金曜日 午後5時から午後8時30分
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