メンバーは書生2名と女学生2名の合計4名でにぎやかに演奏した。今回も寒くなるとの予想だったので使い捨てカイロに下着を重ね着したが暖かい日曜日であった。
お客さんも長時間立ち止まって昭和歌謡を聴いてくださりありがたかった。昭和歌謡・唱歌・寮歌・軍歌の曲名を書いたのぼりを立ててその中からリクエストをできるようにしたのでやりやすかった。それでもリストにない「高校三年生」をやってくれと「流し」だと思っている方もいらっしゃった。
前回、「ああ紅の血は燃ゆる」をリクエストされたが「練習してきます」といって断ったおじさんがまた来たので今回はバッチリ演奏したら満足して帰っていった。その他、フィリピンの戦犯の歌「ああモンテンルパの夜は更けて」をリクエストされたができないので代わりに北のシベリヤ抑留者が歌った「異国の丘」で我慢してもらった。
準備をしている時から先に投げ銭を入れてくれて「旅の夜風」を歌ってくれとリクエストしてくれた紳士もいらっしゃった。この曲はやはりバイオリン伴奏で女学生が歌うのがいい。
この曲は亡くなった母がよく歌っていた曲だそうで「もう亡くなった母の歳を越えてしまったなあ-----」と感慨深そうであった。懐メロというのは自分が歌ってなくても親や近所のお兄さん、お姉さん歌っていたことをよく覚えているものである。
浅草で懐メロを歌っている「東京大衆歌謡楽団」をよく聴いているという方もたくさんいらっしゃった。「彼らは古賀政男の曲をたくさん歌っているんだ。軍歌や都はるみはやらないね」と昭和ロマンと比較して解説してくれるおじさんも現れた。そのとおりで、昭和ロマンを楽しむ会は戦時歌謡や「東京ブギウギ」、「港町十三番地」、「好きになった人」も持ち歌としている。
「東京大衆歌謡楽団はミュージシャン(音楽家)だけれど「昭和ロマンを楽しむ会」は大道芸としてやっていますから」というと、「大道芸の方が好きなんだ」とお世辞をいってくれた。大正時代からの書生節・バイオリン演歌は存続できるような気がしてうれしかった。
遅い昼食をみんなで近くのラーメン屋「福しん」で食べて後半戦に備えた。
また、われわれの演奏も浅草の美化に役立っていると実感した。ROX前は工事中のため、われわれが演奏を終了した後はあっという間に放置自転車の列ができてしまった。今は浅草六区の通りは放置自転車が多くて観光客に対しても申し訳ない状態であり残念である。
演奏した新曲:
昭和ロマンを楽しむ会 帝大生ゆめじ&青空ぴーまん 書生節 バイオリン演歌 大正演歌 昭和演歌師 平成演歌師 昭和歌謡 戦時歌謡 寮歌 浅草PP 浅草パフォーマンスプレイス
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