2011年9月吉日、東京都江東区内の鉄筋の立派な老人ホームの集会室で演芸を行った。舞台があり金屏風までセットされていた。
いままで紅白の幕の前で演奏することには慣れていたが、書生節を初めて金屏風のある舞台で演奏した。大道芸には金屏風は似合わないと思っていたがーーーちょっとうれしい?
参加者は60名程度で、約1時間近く演奏したが、みなさん元気に一緒に歌ってくれて反応は大変良かった。やはり、戦前、戦後の昭和歌謡が大好きなようである。
ドリフターズも歌っていた「隣組」も歌った。「何軒あろうと一所帯、心はひとつの屋根の月」というフレーズは偶然だが、老人ホームや寮にはぴったりである。
終了後、一人の女性がわざわざ控室にまで来られて「本当に楽しかった」と言ってくれた。
演芸終了後は、入居者も一緒になって会場のいすなどを片付けており、お元気な方が多いようであった。
ここは養護老人ホームで、65歳以上の方で、環境上の理由及び経済的理由により、居宅での生活が困難な方の施設だそうである。費用は利用者本人および扶養義務者から、その負担能力に応じて、その一部を負担するシステムである。
介護保険の対象外であり、もともとは生活保護法の養老施設の流れをくんでいるものだそうだ。
今までにデイサービス、有料老人ホーム、グループホーム、特別養護老人ホームで演芸をやったことはあるが養護老人ホームでの演芸は初めてであった。
あちこちの施設を訪問するといろいろ勉強になる。いわゆる「老人ホーム」を分類すると公的福祉施設と民間施設に分けられ、民間の有料老人ホームは法律上は福祉施設ではないそうだ。
民間施設:有料老人ホーム、グループホーム
公的施設:養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム(A型:B型)、ケアハウス 、老人保健施設 、グループホーム
公的施設:養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム(A型:B型)、ケアハウス 、老人保健施設 、グループホーム
老人保健施設(老健)は入所して、リハビリを行い社会・家庭復帰を目的としている施設なので、約2-3年で施設を出なくてはならない。しかし特別養護老人ホーム(特養)は入所してから亡くなるまで生活することができる施設である。
一般に、老健を転々としてその後特養へ入所し生涯を終える方がほとんどではないかと想像できる。
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