2012年5月20日(日)、江東区猿江恩賜公園で第24回江東こどもまつりが開催され、「昭和ロマンを楽しむ会」も江東街かどアーチストとして参加した。曇り空で大道芸にはちょうどいい状態であった。
「こどもまつり」とはお役所的な表現によると「次代を担う児童に夢とロマンを与える場所」というこにになるらしい。内容は子供も大人もが一緒になって楽しめる、昔からある宗教に関係ない地域のおまつりである。
10:30ごろ公園へ到着すると、乳児から小学生くらいまでの子供連れの家族がどんどん集まってきていた。本部でお弁当・お茶と江東街かどアーチストののぼり旗(スタンド付きで重い)をもらって去年と同じ木陰の公演場所を確保した。
目立ちたいアーチストなどは売店のテントの近くにのぼりを立てて頑張っていたが、曇りでも木陰がなくわれわれにはつらい条件である。
江東区の園児や小学生たちの鼓笛隊、ブラスバンド(多数)が公園内を行進していったが、「さんぽ」やちょっと古いが「鉄腕アトム」などもまだ現役で演奏されていた。アニメソングだけでなく、ドヴォルザークの「家路」(遠き山に日は落ちて)なども演奏して行進していたのでわれわれ「昭和ロマンを楽しむ会」より格調が高くてちょっと感心した。
昭和の歌謡曲の曲名を書いた大きな布をのぼり旗に取り付け、子供寄せのために手作りの皿回し用の道具を並べて開店した。童謡の歌本や子供用アニメの歌も一応準備しておいた。
映画「となりのトトロ」の「さんぽ」(1988)から演奏を開始するとどんどん子供が集まり出した。その後、「アンパンマンのマーチ」(1988)、「ドラえもんのうた」(1979)、「南の島のハメハメハ大王」(1976)、「ゲゲゲの鬼太郎」(1968)、「鉄腕アトム」(1963)とだんだん昔の曲を演奏してみた。去年、子供たちが反応したのはここまでの曲であったのでこれらをもう一回繰り返して子供の歌は終了した。
昭和歌謡を演奏し始めたが子供も若いお父さん・お母さんもどこかに行ってしまった。しかし、今度は年配の方が曲名を書いたのぼりを読んでリクエストをくれたり、横に座り込んでじっと聞いてくれる懐メロ愛好家が少数ながらいたのがうれしかった。
リクエストは上海帰りのリルや喜びも悲しみも幾年月などであった。
演奏に疲れると、子供たちを相手に皿回し教室を開催した。長い棒で皿やお椀を回しているだけで呼び込まなくても子供たちは走って集まってくるので楽な商売(?)である。
子供が集まって皿回しを始めるとその親たちも興味を持ってやり始める。子供の方がお母さんより上手に皿を回しだすと対抗意識をむき出しにして必死になる親たちが一番面白い、昔からお祭りなどではよく見る光景であった。
皿回しは重力や向心力(遠心力)、慣性の法則で回っているようだが、実際には摩擦力が一番重要である。摩擦力がないと回転を始めることができない。でも、摩擦があるからいつかは皿が止まってしまう。そこでまた摩擦力で回転させる、この繰り返しである。帝大生ゆめじの昔習った高校物理の知識ではこの程度しか分からない。
第24回江東こどもまつり
【主催】江東区・江東こどもまつり実行委員会
【共催】公益財団法人 江東区文化コミュニティ財団・ティアラこうとう
【日時】平成24年5月20日(日) 午前10時 ~ 午後4時
【会場】都立猿江恩賜公園・ティアラこうとう・毛利小学校
【交通】東京メトロ半蔵門線・都営新宿線 住吉駅下車5分
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