書生節(バイオリン演歌)の新たな試み
昭和の時代から平成の時代へ変わってからもう23年、昭和の出来事が懐かしく感じるようになってきた。生存しているほとんどの方は明治・大正より昭和がより親しみがあり、実際に生活してきたはずである。
書生姿でバイオリン片手に流行歌、唱歌等なんでも歌う書生節(バイオリン演歌)をやっていた演歌師2名(ゆめじ&ぴーまん)で新しい形の大道芸をやってみよう思い立ちグループを作った。書生節にバイオリンを使うのは小型で大きな音が出せる楽器であるからである。さてバイオリンの伴奏に何を使うかであるが、ギターでは大きすぎて持ち運びには不便である。そこで、伴奏楽器としてバイオリンと同じぐらいの大きさで同じ四弦楽器であるウクレレを選んだ。
バイオリン演歌師は基本的に独奏であるが、バイオリン単独ではあまり観客は唄わず聞いているだけが多い。しかし、リズム伴奏(ウクレレ)を加えグループで行うと、観客までが唄って、にぎやかに盛り上がり、懐メロ大衆的雰囲気が大きく出ることに気がついた。
実際、施設で初めて演奏してみると、観客のノリもよく大変盛り上がり、単独のバイオリン演歌とはまた違った魅力があることを確認した。特に戦後の映画主題歌であるリンゴの唄、銀座カンカン娘、青い山脈などは皆さんが一緒に歌い大変人気が高かった。
さらに紹介DVDの作成、また江東区「街かどアーチスト」に応募して昭和ロマンを楽しむ会」として合格し、2010年4月から「街かどアーチスト」となって以来、江東区の公共施設や商店街の盆踊り大会などに出演の要請が増えるようになった。ウクレレとバイオリンとの合奏に加えて、女性歌手を加えて参加した「柴又宵まつり」では、これまで以上の好評を得たのが大きな収穫であった。
現在のレパートリー曲目は30曲以上になりかなり充実してきており、月に数回の頻度で公園などで公開練習も実施している。やはり難しいのは二人でメロディーとリズムを協奏することであり、別々に練習して完全であっても合わせてやるとなかなかうまくいかない。スタートからエンディングまでが合うまでは何回も練習が必要になってくる。そして習熟し演奏すると個々の独奏よりも観客や自分たちの喜びが大きいことが分かった。
音楽系の演芸であるので大道での芸としてはかなり厳しい状況であるが、これからも頑張ってこの音楽芸を育てていきたい。
帝大生ゆめじ&青空ぴーまん
昭和ロマンを楽しむ会 オープニング曲
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