天気もよく、暖かくて思ったよりたくさんの方が立ち止まってわれわれの演奏を聞いてくれた。われわれの後が小学生のローラースケート演技のためか、たくさんの父兄も強制的に観客になったのも幸いであった。
昭和ロマンの一番古い歌は昭和6年の「丘を越えて」で一番新しい曲が昭和57年(リバイバル)の「蒲田行進曲」で、上海帰りのリル、街のサンドイッチマン、東京の花売り娘などを含めて全部で15曲演奏した。(例外としては東京節とああ玉杯に花受けてを演奏)
終わってから、年配の男性に「軍歌はなかったね、歌わない主義なのですか」と問われた。「そんなことないですよ、戦時歌謡の空の神兵、ラバウル小唄、ああ紅の血は燃ゆる等はレパートリーとしてよく歌っていますよ」というと、その方は「花もつぼみの若桜ーー」と歌いだした。すると他の方も「見よ落下傘、空に降り、見よ落下傘、空をゆく!」と歌いだした。
昭和の歌というと戦時中の歌があると楽しみにしている方もいらっしゃるのだなあと実感した。というわけで話がどんどん盛り上がり、こんど「(昭和)戦時歌謡」特集をやりましょうという話にまで発展したが実現できるであろうか。「愛国の花」とかいい曲はたくさんあると思うのだがーーー
「軍歌は演奏しないといって懐メロでも古賀政男の曲ばかり演奏するバンドがある」ということも話題になった。苦しかった戦争時代のことを語り継ごうというイベントはたくさんあるが、その当時はやった歌謡曲まで意識的に削除してしまうのは「歴史を語り継ぐ」という理念に反していると考えるがどうであろうか。
某市の公共施設における春まつり行事で昭和歌謡を歌うイベントを実施する予定である。歌集を作成するとのことで事前に曲目リストを出して公共施設の方で選んでもらったが、戦時歌謡2曲の内、「空の神兵」が外れて、「ラバウル小唄」が選ばれた。1曲でも戦時歌謡を採用してくれたことに感謝したい。チラシで参加募集をしたら1日で 一杯になったそうである。
われわれ「昭和ロマンを楽しむ会」は書生節の精神でその当時歌われたどんな曲でも歌い継いで後世の判断を仰ぐという考えて活動している(ちょっと大げさな表現か?)。
場所:江東区文化センター屋外(東陽町)
昭和ロマンを楽しむ会:帝大生ゆめじ&青空ぴーまん
昭和ロマンを楽しむ会 バイオリン演歌 書生節 ウクレレ
糸操り人形 あさ鼓 (糸あやつり人形)
昭和ロマンを楽しむ会 バイオリン演歌 書生節 昭和歌謡 ウクレレ 昭和演歌師 平成演歌師
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