「昭和ロマンを楽しむ会」は広場で子供を対象に童謡・アニメソングを演奏してクイズを出して当たった方には賞品を渡した。晴れていたが寒い日だったがやはり子供は元気で好奇心があるので楽器の準備を始めると何も言わなくてもぞろぞろ集まってきた。
オープニングは子供が知らなくても関係なくお正月の定番である「一月一日」から始めた。2曲目は昭和最後のアニメ「となりのトトロ」の「さんぽ」を演奏すると遠くの子供も集まってきた。そこで童謡・唱歌を歌わないで演奏するだけで題名または歌詞にでてくる生き物や動物を当てるクイズを行った。簡単だと思ったが今の子供たちにとってはかなり難しいらしくかなり真剣に考えていた。
「もしもしカメヨ カメさんよーーー」と演奏してもたくさんの子供が手を挙げて答えるがほとんど「カメ」ばかりでヒントを与えてやっと「カメとウサギ」の2種類の動物を答えてくれた。
「黄金虫」(コガネムシは金持ちだ)は子供の親も含めて歌を知らないらしく回答者はなしであった。「かたつむり」(でんでんむしむし)は簡単に正解で今でも歌われているらしい。「どんぐりころころ」も「どんぐり」という答えが多く、なかなか動物である「どじょう」と答えてくれなかった。「桃太郎」もなかなか難問らしく親のアドバイスでやっと3匹(イヌ、サル、キジ)と答えてくれた。桃太郎を入れて4匹の動物と答えれば特別賞を考えていたがそんなひにくれた子供はいなかった。
昭和のアニメソングの題名当てクイズでショックだったのは「鉄腕アトム」を演奏しても親を含めて誰も知らなかったことである。今の若い親御さんはあの昭和のヒーロー「鉄腕アトム」の主題歌を知らないということを身をもって感じた。
小学生たちは「ゲゲゲの鬼太郎」、「南の島のハメハメハ大王」、古い「ドラえもんの歌」(こんなこといいな)を知っていてほっとした。
午後からはホールで各演目、約10分で大道芸と奇術の公演を行った。昭和ロマンを楽しむ会はバイオリン演歌として昭和歌謡を6曲演奏した。
ホールは定員260名程度と小さいためか一時的に立ち見が出るほどの満席となった。満席ホールで演奏するのは気持ちがいいものであった。これは出演者の技量というより区報やビラで宣伝したくれた興行主側の努力の結果だと感謝している。
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