早朝は雪が積もって大変だった。そして中止になることも少し期待したが、快晴でしかし厳しい寒さだった。でもさすが浅草、10時ごろでも雷門前には観光客等が多く、人力車夫の客引きも激しい。
今回は浅草六区で2回目の演奏ということもあり、あちこちの通りへ出没して演奏した。浅草演芸ホールや映画館がある「浅草六区興行街」と呼ばれていた全長約300mの大通りが「浅草六区ブロードウェイ」である。
今回、似たような名前の「浅草六区通り」でも演奏した。「浅草六区通り」は、伝法院通りからつくばエキスプレス・浅草駅へと通じる、約100メートルの通りであった。この道はよく通ったことがある通りであったが名前は知らなかった。
通りの両脇の街燈には、浅草を代表する芸能人を紹介する写真と解説が設置され、入口の両方に石塔が設けられている。飲食店が多いが石とうろうの前で演奏していたら店から出てきた板前さんにうるさいのか追い立てられてしまった。逆に店の中から出てきてタバコを吸いながら聞いてくれる板前さんのお店もあるし、いろいろな反応があり大道芸は面白い。
交番の所から奥山へ続く「奥山おまいりまち商店街」も通って公衆トイレの横の奥山門の前でも演奏した。ここは数年前の催し物「奥山風景」のときに特設舞台でバイオリン演歌(書生節)を演奏したこともある懐かしい場所である。この通りには木馬亭があり、縁台などを置いて休憩できるようになっている。
六区ブロードウエイの1本浅草寺側の通り、浅草公園本通り(煮込通り?)は大衆酒場が軒を連ねていて、なかなか元気で浅草らしい雰囲気の通りである。
昼前からすでに客が入り飲んでいる。まだ競馬で儲けではいない時間だと思うがホルモンと焼酎で陽気だ。
呼び込みをしているお兄さんに店の前で演奏してくれと頼まれて数曲演奏したがわざわざ透明の防寒用カーテンを少し開けて中の客に聞こえるようにしてくれたりした。
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