2012年1月4日に江東区横十間川親水公園で和船の安全航海を祈念する安全祈願祭があった。そこににぎやかしのためにバイオリン演歌師3名(帝大生ゆめじ、青空ぴーまん、楽四季一生)が参加した。
江東区はなんと7艘もの和船を所有しており、そのうち6艘が横十間川親水公園にあって「和船友の会」の活動に使用されている。そして「和船友の会」の協力により一般の皆さんも無料で乗船できるようになっている。
「和船友の会」により和船に松の正月飾りをつけた後に厳粛に安全祈願が行われた。そして、すべての和船にお神酒をかけた後に地元の子供たちの和太鼓演奏や相撲甚句があった。
和船友の会会員による和船の初漕ぎなどもあり、関係者などが初乗船した。江東区の広報担当者も記事にするのか写真を撮っていた。
川岸を散歩していた保育園児の一団がなぜか全員立ち止まってわれわれの昭和歌謡を熱心に聴いていた。その曲はなんと「上海帰りのリル」であった。
バイオリンの音色やタンゴのリズムなどが新鮮だったのか、理由はよくわからないが小さな子供たちは「好奇心が旺盛」だということであろう。
また、和船にも乗せてもらい船上でも大正演歌、昭和歌謡を演奏した。橋の下を通るときにトンネルの中と同じようによく響いて演奏していて気持ちよかった。
和船に乗ると船関連でつい「船頭小唄」や「憧れのハワイ航路」を演奏してしまう。
船の上では、救命胴衣を身に着けてからその上に半天を着たので雪だるまのように胴が膨れてちょっと演奏しずらかったがルールはルールでしかたがない。
小さな和船なので法律上は救命胴衣を手に持ったり、膝にはさんでいてもいいのであろうが天竜川川下り船転覆事故(2011年8月)もあったので安全第一である。
去年の「お江戸深川さくらまつり」は大震災の影響で残念ながら中止になったが今年は実施される予定である。和船に乗っての花見は格別である。
というわけで今回はさくらまつり用に滝廉太郎の「花」まで一緒に練習してしまった。
船着場では、和風と洋風のスープが振舞われて寒い時に体が温まりおいしかった。イベントで2種類のスープが出たのは初めての経験であった。
和風はおなじみの豚汁で豚肉にホルモンも入った味噌味、洋風は野菜・トマトがたっぷり入ったコンソメスープであった。両方ともおいしかったが3杯目はやはり日本人であろうか味噌味の豚汁を選んでしまった。
和船友の会:安全祈願とこぎ初めを披露--横十間川親水公園 /東京
毎日新聞 1月6日(金)11時7分配信
江東区の横十間川親水公園で4日、伝統的な和船の継承に取り組む「和船友の会」が伝馬船など和船6隻の今年の安全祈願と「こぎ初め」をした=写真。
同会は和船の操船経験がある元漁師や漁業会社の勤務経験者を中心に95年5月に結成。同公園で一般客向けの和船の乗船体験などを行っている。
和船に清めのお神酒を振りかけ、安全を祈願。こぎ初めをした。また、城東相撲甚句会のメンバーが相撲甚句を披露。第四砂町小学校の児童が和太鼓を演奏して、こぎ初めを盛り上げた。【遠山和彦】 〔都内版〕
同会は和船の操船経験がある元漁師や漁業会社の勤務経験者を中心に95年5月に結成。同公園で一般客向けの和船の乗船体験などを行っている。
和船に清めのお神酒を振りかけ、安全を祈願。こぎ初めをした。また、城東相撲甚句会のメンバーが相撲甚句を披露。第四砂町小学校の児童が和太鼓を演奏して、こぎ初めを盛り上げた。【遠山和彦】 〔都内版〕
年末年始を除く毎週所定曜日
3月~11月 毎週水曜日(ただし水曜が祝日の時はその翌日に操船)
12月~2月 毎週日曜日
昭和ロマンを楽しむ会 バイオリン演歌 書生節 昭和歌謡 ウクレレ 昭和演歌師 平成演歌師 初漕ぎの儀式
0 件のコメント:
コメントを投稿