6月16日(土)、千葉駅前モノレール駅(2Fロビー)で「大道芸研究会」による日本の大道芸イベントを開催した。あいにくの雨になってしまったが千葉市においては初めての和風・昭和レトロ大道芸イベントであったと思われる。
10:00から椅子を並べたり、ビラを貼ったりして会場の準備を行い11:00開演に備えた。
モノレール2Fロビーでの公演であったため、1Fのお客を呼び込むため「昭和ロマンを楽しむ会」は背中に「本日、大道芸開催中」とのビラを付けてJR千葉駅からJR線に沿ってバスターミナルを通って千葉駅クリスタルドームまで演奏しながら宣伝した。クリスタルドームでは雨がかからないのでしばらく昭和歌謡・書生節を演奏したがやはり止まって演奏するのは楽だ。
われわれの外での宣伝演奏が効いたのか一時は立ち見が出るほど観客が集まったと後で聞きうれしかった。
バイオリン演歌・書生節以外にもいろいろな大道芸をやっていたが、珍しい演目は「ばあさん売り」と「蛇食い娘」であろう。
「ばあさん売り」はちょっと不謹慎であるがこの高齢化社会や年金問題などが背景にあるので考えさせられる演目である。ある家庭のわけあって「売り」に出ているばあさんを前にいかにこのばあさんがお買い得かを面白おかしく解説する。
「さしすせそ」(裁縫、しつけ、炊事、洗濯、掃除)など家事全般をこなす料理上手なおばあさん、冠婚葬祭、近所付き合いなどの渉外は難なくこなして節約家。おばあさんの知恵袋は当然として小食で食費がかからない。元気で足腰が丈夫で病気をしたことがない。おまけにおばあさんを買うと年金まで付いて来る。
この口上を聞いて、男の行く末である「じいさん」は売れないと実感した。もしこんな状況になったらどうして生きていこうか自問自答してみた。
「蛇食い娘」は子供の頃にみた小さな見世物小屋の呼び込み口上である。
座り込んだあやしげなおねえさんを前に蛇を主食にするようになった生い立ちを語り、娘に蛇をあてがって食らいついて生き血を吸おうとしたその時に、「お後は小屋の中で!さあさあ お代はお帰り!お代はお帰り!」となる。
蛇食い娘(蛇娘)動画(江戸東京博物館にて 万年筆丸(ふでまる))
子供の頃に見た見世物小屋の風景がなつかしくなった。小屋の外にある幕を上に少し上げて中の「XXX娘」というお姉さんを「○○ちゃん!」と呼んで少し見せては客を呼び込んでいた。
その他にも昭和を感じさせるレトロな大道芸、六魔(大道易者)や薬草売りなどがあった。
モノレール千葉駅大道芸イベント
日時:2012年6月16日(土)11:00~14:25
場所:モノレール千葉駅2Fロビー(カフェシエスタがあるフロアー)
(JR千葉駅中央出口よりエスカレータでモノレール駅2Fロビーへ、3Fはモノレール駅改札口)
<日本の大道芸演目> 昭和レトロ
11:00~11:10 玉すだれ
11:10~11:25 ガマの油売り
11:30~11:40 手品
11:40~11:55 昭和演歌(昭和歌謡・懐メロ) 昭和ロマンを楽しむ会
12:10~12:20 手品
12:20~12:35 薬草売り
12:40~12:55 大道易学六魔
12:55~13:10 ばあさん売り(婆さん売り)
13:25~13:40 バイオリン演歌(大正演歌)
13:40~13:55 ガマの油売り
14:00~14:10 玉すだれ
14:10~14:25 蛇食い娘
昭和ロマンを楽しむ会(帝大生ゆめじ&青空ぴーまん) バイオリン演歌 書生節 演歌師 昭和歌謡 昭和演歌師 平成演歌師 戦時歌謡 懐メロ
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