2013年8月13日火曜日

高円寺大道芸大会でバイオリン演歌 今年も参加! 2005


2005年8月27日、28日に第6回大道芸大会に参加した。阿波踊り見物客が通るせまいあづま通り商店街にテーブルといすを置いて屋台が出て、ところどころで音楽演奏、ジャグリング、舞踏が行われる。屋台の呼び込みも若い子が威勢良く声をかけてきてさすが、祭りだと気持ちがいい。

やっぱり祭はいいな!浴衣、半天などの日本の着物を着ている人が多い(こんな時しか着なくなってしまった)。浴衣でない夏の着物を着てぞうりの男性や女性もいる。子供の頃かぶってみたかったパナマ帽をかぶっているおじさんもちらほらいた。暑いのにパナマ帽に羽織、袴で提灯を持った町内の役員が山車の前と後ろについて歩いていたのを思い出した。

今年は書生節保存会の名前で演歌師の森田銀月と帝大生の黎明が参加し、自主制作CDを販売した。われわれの営業場所はシャッターの閉まった古い店舗の前でシャッターがさびて汚れているのが大正演歌にふさわしくてよい。

金色夜叉の”熱海の海岸、貫一お宮泣き別れの場面”の絵を譜面台に立てて絵看板とした。これを見ていろんな人が寄ってきて友達に説明したり、なぜ女を蹴っているのとか聞いてきたりする。思ったよりなかなか宣伝になるパネルである。”去年と着物が違うね。今年も見に来たよ”と声をかけてくださったありがたい方もいた。

荒城の月のリクエストが一晩に2回もあったのでびっくりした。なぜ、お祭の日にこの曲なのか、バイオリンで聞いてみたいのか理由は不明である。いくらバイオリンだからGmのほうが演奏しやすいといっても、この曲はあまりにも有名でありAmでないと納得しないだろう(ミミラシドシラ)。今までもAmでやってきた。銀月が歌と同じキーで演奏して歌い、私がA線とE線で一オクターブ上を演奏するのが定番である。

書生節と書いてあってもなんのことが分からない若者がほとんどだが、バイオリンを演奏しながら歌って実演しているので理解はできているようだ。
書生節:明治六年(1873)ごろからはやりだした流行歌。「書生書生と軽蔑するな、大臣参議もみな書生」等。

書生節以外に、ジャズ演奏、コントラバスとサックス、ジャグリング、人間ジュークボックス(200円渡すと箱の中にいる人がトランペット演奏するが、見ていても暑そう)、舞踏、辻落語(ビールのケースを並べた上で落語)、ハーモニカ演奏等があった。

高円寺駅で帰りの切符を買うのに長蛇の列でやっと切符を手に入れたが、改札を通ってもホームに上がるまでかなり時間を要した。帰るのが一番大変な高円寺阿波踊りである。

バイオリン演歌 書生節 大正演歌 昭和演歌師 平成演歌師 帝大生ゆめじ 昭和歌謡 森田銀月

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