2008年1月吉日、世田谷区の奥沢地区で恒例のおまつりがあった。もう26回目だそうだ。
どこの地区でも同じだが、消防、警察のPR,ごみの減量、リサイクル運動などの展示があり、お目当ての模擬店がたくさん出ている。
去年は「すいとん」だったがまず、とん汁から試食する。とん汁には豚肉と大根、人参だけだがあげ豆腐が入っている。豆腐入りは帝大生の好みである。大なべで作ったとん汁を寒いときに並んで食べると本当においしい。食べ終わった容器類とおはしは分別して袋に入れるようになっているから子供たちにはごみ出しの教育にもなる。
次に、あんときな粉の2種類の安倍川もちが入ったパックを100円で購入して食べる。もちろんつき立てでおいしい。その他、ラーメン、中華まん、カレー、焼きそば、お好み焼き、蒸しパン何でもある。
あとは我慢してステージ出演後に食べることにするが、水分補給に甘酒を一杯だけ飲む。
天気がいいのでたくさんの子供づれの参加者で小学校の校庭はいっぱいの人、何を食べるにも行列である。
ステージは地区の子供から大人までが参加した吹奏楽団、田園調布学園音楽部の中高校生による管弦楽のすばらしい演奏があった。この後でバイオリンを演奏するのかと思うと落ち込むが、音楽ではなく大道芸だと言い聞かせる。
大道芸は八木節、ジャグリング(東工大学生)、書生節・バイオリン演歌(帝大生)、最後はお正月にふさわしい獅子舞で予定通りに終了した。
書生節は皮肉にも校庭の隅で練習しているときの方が年配の方から一曲ごとに拍手をもらって受けた。しかし、本番は、若い方も多く、昔はこんな歌がはやっていましたという紹介をしたと思う。たくさんの方がイスに腰掛けて聞いてくれただけでも感謝である。
「丘を越えて」はテノール歌手さん「テノール歌手の見たまま聴いたまま」のすばらしい歌声を聞いてバイオリンで演奏しやすいD調だったので書生節でトライして見ようと思い立った。古賀政男作曲の中では一番明るい曲のひとつである。
「純潔の若人、わが自治をみよ!」という帝大書生の心意気と理解して歌った。
書生節「丘を越えて」試演サンプル:
http://www.geocities.jp/teidaiseiv/Sound/V_okaokoete04S.MP3
書生節「丘を越えて」帝大生ゆめじ 江戸東京博物館5階 中村座前
http://www.youtube.com/watch?v=x1aj1BrPuFM
子供たちにはやはり大学生二人組みのジャグリングが一番受けていた。獅子舞は通常はテープ演奏だが、今日は八木節の方が笛、太鼓で生演奏をしてくれたので迫力があった。小さな子供は怖がっているが、親たちは、子供の頭をかんでくださいと獅子に集まってきて盛り上がっていた。
現役東工大生に学帽があるかどうか聞いたが、見たこともないし、売ってもいないとのことであった。官立の学帽はとっくに廃止になっているようだ。
演奏した曲:明治43年1月23日にボートが転覆して逗子開成中学生徒ら12名が死亡したので七里ヶ浜哀歌、東京節、ノンキ節、ストトン節、丘を越えて、酋長の娘、まっくろけ節等
バイオリン演歌 書生節 大正演歌 昭和演歌師 平成演歌師 帝大生ゆめじ 昭和歌謡
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