2006年6月18日(日)、武蔵小杉の中原市民会館ホールで第一回大正を楽しむ会が開かれた。あいにくの雨だったが多くの方がきてくださり本当にありがたかった。
珍しい演芸や唄を見て聞いて、一緒に唄ってみんなで楽しんだ1時間半であった。ここで歌わなければもう一生歌わないような曲ばかり!アンケートも取ったので結果しだいでは最初で最後の会になるかも知れないが、またやりたい気持ちである。
演目はチンドン屋、南京玉すだれ、剣舞、のぞきからくり(金色夜叉)、バナナの叩き売り、民謡、かっぽれ、軍歌、寮歌、バイオリン演歌、童謡、唱歌等、大正と昭和初期に関連あるなら何でありである。
演歌師の大先生が船頭小唄を歌うときに伴奏する弟子の役が帝大生で、せりふはほとんどなく先生に”おい、唄本売れてるか”といわれて”ぜんぜん売れません”と愚痴る役であった(写真)。
寮歌では旧制の大学生3人でデカンショ節、嗚呼玉杯に花うけて、紅もゆる岡の花、若き血(慶応応援歌)、人を恋うる歌を太鼓と鳴り物で歌うというより叫ぶのだが、なかなか息が合わずにコントのようになってしまい、見ていて一番笑ったとのことであった。
リーダ格の75歳の元慶大生は慶応の帽子は高校生みたいだといって、白絣に袴姿でわざわざ早稲田の生協で角帽を買ってきてかぶっている。それで”慶応、慶応、陸の王者慶応”と歌うからおかしい。元株屋だったとのうわさなのでてんぷら学生だったのでは?帝大生はもちろん帝京大生ではない。
その他みんなで歌った歌
ちんどん屋:酋長の娘、美しき天然 軍歌:広瀬中尉、青島節、戦友
バイオリン演歌:船頭小唄(帝大生伴奏)、オッペケペー節、真白き富士の根(帝大生)、ゴンドラの唄、金色夜叉、ああ金の世、のんき節、籠の鳥、東京節
ビオラ独奏:赤とんぼ、他
ソプラノ独唱(高松先生、伴奏はピアノとビオラ):宵待草、浜千鳥、出船、浜辺の唄
最後に全員で故郷を合唱(手話付き)
日時:2006年6月18日(日)9時45分開演
場所:中原市民館2Fホール(JR南武線,東急東横線武蔵小杉駅) 木戸銭:入場無料
バイオリン演歌 書生節 大正演歌 昭和演歌師 平成演歌師 帝大生ゆめじ
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