2013年8月13日火曜日

<ボランティア仲間の大衆演芸まつりでバイオリン演歌 2005

今回は家から紺絣の着物を着てもんぺをはいてズックで12:00頃日本橋亭に着いた。もんぺを脱ぐだけで着替える必要がないから便利であるが、着物の腰から下にしわが寄るのか欠点である。

客席で楽しんでいると、主催者から今日は司会が1名しかいないので司会をするように指示(命令?)される。この会では私なぞ若い、若い下っ端である。
初めて司会をしてみると大変なことが分かった。二人がかりで出演者の来場確認、順番変更、演目変更、名前・演題の読み方の確認等、マイクの前でしゃべるまでの準備が大変で書いたものを見ながらでもスラスラとは言えない。観客にジョークをいったりできることが信じられない。舞台に出て次の出演者を紹介して逃げ帰るのか精一杯であった。
一本刀土俵入りの歌謡劇一幕3場 取手宿:茨城県の取手(とりで)の宿だから”とりで”の宿だと思っていたら”とって”の宿だそうだ。知らなかった、昔は”とって”といっていたのかなあ。勉強になりました。

個人的には三味線(俗曲たぬき)、コント歌舞伎(弁天女男白波 五人男ではなく一人男+四人女)、腹踊りが気に入った。あとキラキラの着物でマツケンサンバも面白かった。

<俗曲たぬき>
山で寝るときゃ、木の根がまくら
柴を背負ったら気をつけろー
火の用心 さっしゃりやしょう

腹踊りはとてもできるものではない。奥さんが毎回、主人のお腹に時間をかけて顔の絵を描いているとのこと。普通なら主人がやりたくても奥さんが止めるだろう。素晴らしい夫婦である。でもどうやったら腹が膨らんだりしぼんだり自由自在に調節できるのだろう。(写真)

司会から解放されて外に出てバイオリンをチューニングして日本橋亭の前で一通り演奏してみた。日本橋は製薬会社や薬問屋の街であるが休日の夕方ためか車も人も通らず道路で演奏していてすごく気持ちいがいい。だれもやってないだろうとちょっぴり優越感を感じた。

あと盆踊りの東京音頭はやっぱり生の三味線と唄で踊るのは楽しい。レコードなんかない昔は全部生伴奏だったんだなあと自覚した。

バイオリン演歌は定番の有名なものだけにして明治から昭和まで並べて演奏した。やっぱりあせって早口になってしまったと反省。お客さんをよく観察してゆっくりしゃべって間を持たせてーーといつも注意されているがなかなか身に付かない。どんな大道芸でも芸のレベルは上がっても話術はなかなか上達しないそうである。
演奏曲:美しき天然、金色夜叉、東京節、かごの鳥、湯島の白梅、船頭小唄

遠い横浜から”へなちょこ雑音日記”のreels53さん(アイリッシュフィドル)がわざわざ見にきてくれて記事にまでしていただいた。感謝。

日時:2005年4月10日(日)11:30-19:30
場所:お江戸日本橋亭   木戸銭:無料
演目:大正琴、手品、舞踊、歌舞伎声色、三味線、講談、歌謡劇(一本刀土俵入り)、舞踊劇、紙芝居、玉すだれ、コント歌舞伎、大道芸(胡弓、バイオリン演歌、六魔、がまの油売り、三味線)

バイオリン演歌 書生節 大正演歌 昭和演歌師 平成演歌師 帝大生ゆめじ 昭和歌謡

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