久しぶりに川崎市等々力公園内の川崎市民ミュージアムの広場で大道芸仲間とライブ(公開練習)をしてきた。数年前にデモテープを送って市民ミュージアム発行の「ストリート許可証」なるものを手に入れていたがほとんど全員が合格になるとのうわさの許可証である。
川崎市民ミュージアム:http://www.kawasaki-museum.jp/
当日は広場(トーマス転炉前ステージ)と通りにロックギターを含むたった3組の参加であり、原宿や井の頭公園とは比較にならないくらいのんびりしていた。
われわれ大道芸はバイオリン演歌師が3名(楽四季一生、青空ぴーまん、帝大生ゆめじ)、元株屋ではったりの大道易者(六魔)が1名、大正時代をこよなく愛し研究している青年1名(山本留吉)であった。
アンプ、マイクスタンド等の機材は楽四季一生が準備してくれたので助かった。
山本留吉氏は帽子に着物・袴姿で電車に乗ってやってきた。帝大生はその後所用があったので今回は、学帽をかぶり、学生ズボンにシャツ、羽織姿である。
大道易者の六魔(ろくま)は大道で干支の話をして、易の本を売りつける大道芸である。昔は神社のお祭やお正月によくやっていた。
「祇園精舎の鐘の音は諸行無常の響きあり。----、有為転変(ういてんぺん)として極まりなき人生五十年の世渡りは、母の胎内をオギャーと生まれてくるならば、次の干支によってその人の性格ならびに運命が定めれておる。」「干支の最初にあるのがねずみだ、この年に生まれた方は、細かなことによく気がついて、大きなことに間が抜けて、無駄金使わず、---」「出すと名前がついたなら、お魚食べても骨を出すのがいや、梅干食べても種を出さない。なかなか欲の深いのがねずみの年」
「金をためる人の心と降る雪は、積もるにしたがって道を失う」とあまりのけちんぼうを戒めておる。はい、はい、金は残さないが歴史に名前を残すのがうし年だ。
バイオリン演歌、書生節は3人で3-4曲ずつ演奏していった。以外にダブルものはなかった。
山本氏はハーモニカ演奏、また尋常小学唱歌の「水師営の会見」等を歌った。
最後は皆で東京節を歌って久しぶりのライブを終了した。
観客はベンチに座っている人や、犬を連れて公園を散策している方である。
終わって、ミュージアムのレストランで食事をしようとしていると、音楽が聞こえていたので後で見ようと思っていたと声をかけてくださる方がいらっしゃった。近くに来なくても意外に聞いている人が多いのだなあと実感した。あと、演奏のお礼にと飴玉を袋に入れてわれわれの人数分くれたご婦人がいらっしゃった。
最新の歌:千の風になって
金色夜叉、戦友、東京節、船頭小唄、カチューシャの唄、酋長の娘、水師営の会見、まっくろけ節,
故郷、里の秋
バイオリン演歌 書生節 大正演歌 昭和演歌師 平成演歌師 帝大生ゆめじ
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