2007年6月23日、24日に開催された「大正ロマン柴又宵まつり初夏」に書生節保存研究会として、森田銀月と帝大生ゆめじが参加した。帝大生ゆめじは2007年秋に引き続いて2回目である。森田銀月は本物の書生(専門学校生)である。
参道には露店が出てお祭のような雰囲気である。夜になると昔のお祭の夜店を思い出す。
24日は雨模様になり残念であったが、柴又は大正時代にふさわしくどこへ行っても白絣の書生姿が良く合い大変気に入った。
柴又駅前の寅さん銅像前、参道のとらやさん前、境内特設ステージ本当にあちこちで演奏した。二日目は雨になったため、大正時代の建物と庭がある山本亭の座敷でも書生節を披露した。山本亭の庭を散歩しながらバイオリンを弾いたら楽しいだろうなと想像してしまった。もちろん見学だけでなく、お茶やお菓子も楽しめる。
山本亭は大正末期から昭和初期に建築された和洋折衷の珍しい建物:
http://www.shibamata.jp/yamamoto-tei/yamamoto.html
縁竹縄(えんたけなわ)さんはエノケンの唄を主に歌っており、コロッケの唄や東京節、平和節、洒落男、私の青空などをギターで歌う。コロッケの唄のCDを発売している。
バイオリン演歌のレパートリーと重なる部分があり、即席のジョイントコンサートまでやってしまった。
演奏した曲:スカラーソング、東京節、新金色夜叉、ストトン節、月は無情、かごの鳥、七里ヶ浜哀歌、船頭小唄、さすらいの唄、インディアンソング、ジンジロゲ、コロッケの唄、のんき節、君恋し、東京行進曲、惜別の唄等
長いかつらを付けたおじゃるずの二人組みも出演していた。また、寅さんのものまね芸人、野口陽一さんがいつものように寅さんの格好で観光案内をしていた。
書生節研究保存会 :森田銀月&帝大生ゆめじ
「大正時代、まだギターが日本になかった頃、学生は楽しいとき、悲しいときにバイオリンを伴奏に歌っていました。
そして、書生たちは学資をかせぐアルバイトとして、寅さんと同じ香具師の仲間となり大道、お祭等でバイオリンの弾き語りをしながら唄本(歌詞カード)を売っていました。レコードもラジオもない時代ですからいいバイトだったそうです。」
現在は、芸人による寄席芸としてしか残っていないバイオリン演歌、書生節を本物の書生が今回お届けします。
バイオリン演歌 書生節 大正演歌 昭和演歌師 平成演歌師 帝大生ゆめじ
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