2005年3月21日、都内某所で大正演歌愛好者が合同練習を行った。バイオリン演歌師4名、歌手3名が集まり、覚えていない歌は歌詞カードを見ながら大声で歌った。
みんなそれぞれに覚えた曲のキーが異なるので、合同演奏できない曲は歌うことに専念した。最初の曲は東京節、これはみな同じキーであり2番まで歌った。
戦友はゆめじはGmが好きだが、Amでやりたいということで原曲どおりAmで演奏した。次はかごの鳥でこれはDmで全員一致した。
次の船頭小唄(Am, Cm, Dm)と故郷(D, G)これらもみなキーが違う。船頭小唄は一番バイオリンが下手な方がCmで演奏するといって他の忠告を聞かない。Cmはバイオリンで演奏しにくいキーのひとつである。
残念ながらゆめじは自分のキーでの演奏以外はすぐにはついていけない。あと、かごの鳥の作曲者である鳥取春陽が作曲した”思い出した”を歌う。簡単でいい曲だ。小林旭も歌っていた。
思い出した 思い出した 思い出した
去年の 三月 花の頃
あの時 あなたと 二人して
楽しく あゆんだ 花の下
大道芸といえばテキヤ、テキヤといえは寅さん、寅さんといえばこの曲!最後は、定番の”男はつらいよ”を熱唱して終了となった。この曲はGで弾きやすいので覚えなければと思いつつまだ暗譜できていない。
バイオリン演歌師が4名、つまりバイオリンが4丁も集まることは非常に珍しいことだ(1年に数回?)。上手下手は別にして平成のバイオリン演歌師が増殖中である。
仲間の一人は町のバイオリン教室へ通っていて、4月のミニコンサートで子供たちに混ざって戦友と故郷を歌うとか。もちろん大正時代の書生姿の演歌師としてである。クラシックの教室では変り種として珍重されているらしい。
バイオリン演歌師:楽四季一生、帝大生ゆめじ、青空ぴーまん、生方早慶
バイオリン演歌 書生節 大正演歌 昭和演歌師 平成演歌師 帝大生ゆめじ
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